タカタのリストラでの退職金は?社員は転職すべきか?
シートベルトやエアバッグ等で有名な、自動車部品大手タカタの経営破綻が6月26日に発表されました。
社員数5万人、売上げ7,000億円を超える大企業の倒産は、その負債額からして製造業で戦後最大の経営破綻となります。
日本を代表する企業の倒産は非常に残念ですが、決まってしまった以上、後には引けませんので、早期の再建を願っています。
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話題となっている、タカタの倒産経緯や、これからの再建、リストラでの退職金、ネットでの反応について調べました。
タカタ倒産の経緯
タカタは自動車メーカーにエアバッグやシートベルトを卸しており、エアバッグでは世界でなんと2割のシェアを誇っており、リコール問題が発覚するまでは、紛れも無いエクセレントカンパニーでした。
しかし、国内外でのエアバッグの異常破裂等による事故で7,000万個以上がリコール対象となって経営が悪化。
タカタの負債総額は、自動車メーカーが立て替えているリコール(回収・無償修理)費用を含め、約1兆7,000億円に上り、民事再生手続き開始を東京地裁に申請することに至りました。
タカタの経営再建
今後、タカタは裁判所の管理下となり、中国企業傘下のアメリカ自動車部品会社である「キー・セイフティー・システムズ」から支援を受け、経営再建を目指すこととなります。
運転資金については、三井住友銀行から250億円を上限につなぎ融資を受けて確保する見込みです。
又、自動車メーカーからも支援を受け、リコールに必要な交換用部品の生産を続けるとの事です。
タカタは社会での信頼回復と共に、製品の安定供給を目指して、再建に励んでいく訳ですが、その500社を超える下請け業者への影響等、クリアにすべき問題は多く残っています。
タカタのリストラでの退職金
現時点ではリストラ有無につき正式な発表はありませんが、遅かれ早かれ利益を生むスリムな体制への移行の為に、リストラの話が出てくる可能性があります。
勿論、人員整理によって、必要とされている製品の供給が滞るようでは問題ですので、そこは状況をみての判断となるでしょう。
退職金については、以下の直近の製造業の退職金についての表の通り、リストラを重ねる度に低下する傾向ですので、退職を考えられている方は、早期決断をおすすめします。
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ネットでの反応
以下の通りネットでは様々な意見が飛び交っていたので、一部をご紹介します。
- エアバッグの問題で死亡してしまった人も何人かいるようですが、エアバッグで助かった人は何万人もいると思う。設計、製造するのか怖くなる。
- どんな企業でも欠陥品を作ってしまうリスクはあります。なので、まずは欠陥品を作らない努力をする事が第一で、それ以上に不祥事が起きた時の対応が大切。
- どんなに繁盛していても大きな過失を犯すと、終わってしまうほどの責任追及。経営とは覚悟だと痛感。
- 命を守る製品で、欠陥はあったのかもしれないが、それ以上の幾多の命を守ったはず。
- 同族経営の危機感の無さは、この記者会見でも垣間見える。
- タカタの下請け企業の連鎖倒産が心配。
まとめ
今回の経営破綻により、タカタの社員や、そのご家族は心が休まらない状況が続く事でしょう。一刻も早いタカタの再建を願っています。
エクセレントカンパニーであったタカタには、非常に優秀な人材が揃っており、転職市場的にもタカタ人材の需要は大きいと考えられます。
タカタ早期再建の為に、社員の方には頑張って頂きたいですが、早期退職で退職金を多く貰いたい、他にやりたい仕事がある、家族の事を考えて安定した職につきたいという方には、転職を考えるには悪くないタイミングです。
転職せずタカタの再建に尽力したいという方でも、給料が下がる事は歓迎出来ないと思いますので、そんな方は副業も視野に入れて今後の働き方を検討してもよいかもしれません。
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