介護職劇団「いくり」の公演情報や公演依頼方法について

介護職 劇団「いくり」の公演情報や公演依頼方法

認知症に対する理解を広めることを目的としてつくられた劇団の公演が、昨今話題となっています。

劇団は「いくり」という名前で、その公演の内容は、長期に渡る介護現場での仕事に基づいたものです。

人気が出てきた事で、今では地元の水戸だけではなく、全国にまでもその公演先が広まっています。

 

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「そこにあった魚がない!」

「ないわよ、魚なんて。何を言っているの」

 

これらは水戸市にある医療専門学校で昨年開催された大会で行われた演劇でのセリフです。

登場人物は、認知症のおばあちゃんと同居する長男夫婦、そして、おばあちゃんが通っているデイサービスの介護職員に、地元のおまわりさんという5名。

公演では、間抜けなやりとりや、温かい話のシーン、心苦しい空気が流れる家族が苦悩するシーンといった、認知症をとりまく性格につき様々な角度から演じられました。

 

おばあちゃんが病院へ行くため徘徊しようとすると、

おまわりさんが「病院は休みでした」と説明、

「自分の持ち物が盗まれた」という妄想に対して、

長男夫婦が話題を変えておばあちゃんの気をそらすといった、

笑いだけではなく、認知症に対する具体的な対応法も劇の中で紹介しています。

 

「介護職員が演じるからこそリアルな表現ができる」

と、長男を演じられている高橋克佳様は説明されています。

 

今は劇の完成度はとても高く好評の公演ですが、劇団設立当初は台本がなくアドリブだったとのこと。 

公演を重ねながら、症状や対処法毎に台本が纏められたようです。

又、劇の上演後には認知症等に関する質疑応答の時間がもたれ、お客様の悩み相談も受け付けています。

 

 

劇団名の「いくり」は漢字で「礁」と書きます。

その意味は海中の大きな岩で、大切なのはどっしりと構える姿勢というメッセージが込められています。

劇団員は演劇を専門としている方々ではなく、水戸市酒門町にあるデイサービス施設「お多福」に勤務されている職員で、この認知症に関する劇を発案されたのは、同施設を運営のNPO法人代表理事をされている六角 僚子教授様です。 

 

「いくり」は 水戸市内の中学校で公演しており、今後は千葉県や高知県の病院等での公演も予定されているようです。

「いくり」の公演日程・スケジュール、公演場所に関する問い合わせや、「いくり」の派遣依頼については、以下のNPO法人「認知症ケア研究所」のサイトをご確認下さい。
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認知症ケア研究所サイト

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