障害者がハローワーク以外の求人サイトを使うメリットは?
障がいを持った方が求人情報を探す時にまず確認するのはハローワークでしょう。
しかし、一般の学生の殆どがハローワークではなく、リクナビかマイナビ等の就職サイトを利用しているのと同様に、障害者も就職支援企業の求人サイトを利用すると、より効率的に自分に合った求人情報にたどり着く事が出来るでしょう。
ここでは、求人サイトを利用すべき5つの理由と、利用時の注意点をご紹介致します。
目次
職場や仕事のイメージがしやすい
求人サイトへ応募する人にとっての1つ目のメリットは、職場や仕事のイメージが湧きやすいことです。
ハローワークの求人検索の場合、得られる情報は求人票のみとなりますが、一般の求人サイトでは、職場の写真や、障害者受入れ設備の情報、先輩社員のコメント、企業の求める人材像、採用実績など様々な情報を見る事が出来ます。
文字だけでなく、写真等で雰囲気が掴めると、自分が希望している会社かどうか判断しやすくなります。
複数のサイト登録に時間を要しない
求人サイトへ会員登録する際、履歴書や職務経歴書などの情報を入力することになりますが、一度登録すると、その情報を使って複数のサイトに応募ができます。
初めての登録時は大変かもしれませんが、その情報を使いまわして、多くの求人情報を得る事が出来るので、頑張りましょう。
詳細な希望条件を伝えられる
障害者を専門とした求人サイトの場合、障がい者手帳の情報や、配慮依頼項目など、障がいのことについて伝えやすい登録フォームとなっています。
健常者が使用している就職・転職サイトで求人サイトにはこの様な項目はなく、障害者専門の求人サイトならではの配慮となっております。
本当に障害者を探している企業に出会える
ハローワークへの求人情報掲載料は無料です。
一方で、障害者専門の求人サイトへの情報掲載は安くない上に、求人情報の掲載期間も限られています。
つまり、ハローワークでは、とりあえず掲載しとこう、という感覚で載せている企業も少なくない事から、求人数は多くても、自分に合った求人が少ないと感じる事があるのです。
反対に、障害者専門の求人サイトでは、お金や労力を掛けてでも、障害者の雇用を積極的に進めたいと考えている企業が求人情報を掲載しています。
掲載期間も限られている事から、本当に採用したい時期にピンポイントで求人をかけている事が多いので、求人サイト利用を検討されている様でしたら、早い段階で登録し、様々な求人情報を見られる事をお勧めします。
多くの無料サービスが受けられる
求人サイトの運営企業は、障害者を探している企業に求人を掲載してもらうことで収入を得ています。
つまり、企業が求人情報を掲載しても障害者の採用に至らない様であれば、次回からその求人サイトは利用してもらえません。
この様な背景から、より多くの障害者に応募をしてもらえるよう、求人サイトでは、障害者の仕事に関する情報誌の提供、就職活動のノウハウの提供、合同企業説明会の開催、就労に関するカウンセリングの実施等を行っています。
求人サイトへの応募者は、これらのサービスを基本的に無料で利用できますので、活用すべきでしょう。
求人サイト利用時の注意点
ハローワーク以外の求人サイトを利用する際に注意する点は、多くの人が応募しているという事です。
あなたにとって利用しやすい求人サイトは、他の障害者にとっても利用しやすく、魅力的な求人には多くの応募がきていることが考えられます。
多くの応募に埋もれて、気になっている求人を逃さない様に、求人企業に合わせた内容でのエントリー記載とする等の工夫が必要となってきます。
おすすめ求人サイト
ハローワーク以外の外せない求人サイトについては、以下の記事をご覧ください。
ハローワークでの求人情報の掲載は無料ですので、採用活動の予算が少ない中小・零細企業の求人が多い傾向があります。
大企業や障害者雇用に積極的な企業の求人情報を探されるなら、求人サイトへの登録をこの機会に是非検討下さい。