ぽらりすの閉鎖理由!障害を持った子供の行き場は?
近年、障害者の民間企業での雇用が増えてきております。
障害者の社会進出の為に重要なのは教育であり、今後も障害をもった子どもの教育をサポートする施設は増えていくべきですが、この度、残念なことに「ぽらりす」という長野市の子ども自立支援スクールが突如閉鎖してしまいました。
社会的に、障害のある子どもの為の教育を充実させ、社会で活躍できるようにサポートが求められている中、子どもの機会を奪い、行き場も失わせるという事は大変悲しいニュースです。
ぽらりすとは
「子ども自立支援スクールぽらりす」とは、障害のある小中学生らに放課後や休日の居場所を提供する放課後等デイサービスを実施する施設です。運動療法と学習支援により、障害をもった子どもの挑戦心、達成感、協力心を育むという事を目的としております。
ぽらりすの閉鎖理由
「子ども自立支援スクールぽらりす」を運営するのは東京の創拓社出版ですが、閉鎖の理由は資金繰りの悪化と説明しております。
児童福祉法では、廃止届は施設を閉鎖する1か月前には提出することを定めていますが、創拓社出版より実際に届け出があったのは閉鎖直前の24日で、長野県が運営会社を指導するという事態になっています。(1つの施設は25日、もう1つは28日に閉鎖)
子どもの行き場は?
創拓社出版が閉鎖したのは、同社が運営する長野市の3つの施設のうち東和田と安茂里の2か所で、通っていたおよそ50名の児童は他の施設が見つけられないという状況です。
長野市内の「ぽらりす」で唯一残っており30名程が過ごしている吉田の施設についても、4月末で閉鎖と創拓社出版より連絡がありました。
それに対し、児童の保護者や、長野市などが事業の継続を求めて活動し、5月初めに同施設を従業員ごと引き継いで運営できる会社が見つかり、閉鎖は免れました。
閉鎖を避けられたのは1施設のみで、他の施設は閉鎖し行き場を失った子どもがいる事は確かです。
このニュースに対して、ネットでは以下の通り怒りや悲しみの声が広がっています。
「この閉鎖方法は最悪」
「資金繰りの悪化での閉鎖は仕方ないですが、一週間前の突然の閉鎖は大いに問題あり!」
「子ども達の受入先が早く見つかればいいな」
政府によって、障害を持った子どもを支援する体制が、整えられていくことを期待したいです。