介護施設でパロとペッパーが大活躍!気になる値段と高齢者に与える効果について

厚生労働省によると、2025年度には介護職員が全国で38万人も不足する見込みです。

この2025年とは、今の段階の世代が75歳以上になる年であり、介護が必要な方の人数も確実に増加するでしょう。

 

そんな中、介護施設介護職員の補佐役として有効であると認められたものがあります。

それは、アザラシ型の「パロ」や、人型の「ペッパー」等のロボットです。

 

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これらのロボットは、ボタンを押してある一定の動作を行うだけという以前のロボットとは異なり、動物や子供の姿をして人間とコミュニケーションを取れるロボットです。

気になるお値段は、上記リンクの通り、「パロ」は3年保証付きですと約45万円。「ペッパー」は楽天で販売しておりませんでしたが、ソフトバンクのサイトで本体約20万円で販売されておりますので、施設での活用や、介護職員の負担軽減を考えられている方は、購入を検討されては如何でしょうか。

【リンク】ソフトバンク Pepper販売サイト

なんと、この「パロ」はギネス世界記録で「世界で最もセラピー効果のあるロボット」として認定され、冒頭の写真の通り海外でも広まっているロボットですので驚きです。

 

これらのロボットは設置しているだけで、施設に入所されている高齢者の動作に応答し、「体を動かしませんか」と声かけをしたり、クイズを出題したりして、介護スタッフの補佐となってくれています。

 

「施設の高齢者の笑顔が増えた」といったレポートはありましたが、客観的な情報は殆どなかったということですが、今回、日本医療研究開発機構の研究チームが、初めて全国の介護施設の高齢者を対象に調査を実施し、なんと34%もの人の生活動作で、高齢者の歩行や食事等の自立度がアップしたとの事です。

研究チームは、先ほど紹介しました「パロ」や「ペッパー」など17種類のロボット約1000台を使い、2016年8月~2017年3月、98の介護施設で各々約4ヶ月、65歳以上の男女計約900名を調査しました。

 

世界保健機関の国際生活機能分類という基準を取り入れ、高齢者の健康状態や生活の活発度合等を数値で表した結果、常に寝たきりであった方がロボットとのコミュニケーションで歩くようになった等、34%に改善が認められました。

改善された項目で一番多かったのが、食事で39%です。その他 排泄や身だしなみを整えるといった基本的な動作に改善が見られました。

その他にも、触れる事によって鳴き声を出すネコのロボットは、高齢者の会話促進に貢献し、高齢者が活動的になるという事もみられたとの事です。

これらロボットの活用が、介護職員不足問題の解決や、高齢者の自立や健康促進といった事に今後も役立っていけばと思います。

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