日焼け薬が開発された?日光がいらない仕組みや発売日は?

海水浴や日焼けサロンでの日焼けがやめられないというサラリーマンに朗報です。

この度、なんと皮膚を日光にさらさずに、塗るだけで日焼けを助ける可能性のある薬を開発したとする研究報告が発表されました。

【話題の商品】飲む日焼け止め noUV(ノーブ)

本内容は6月13日にアメリカの科学誌セル・リポーツ(Cell Reports)に、ある研究チームによって発表された論文によるものです。

この気になる「日焼けする塗り薬」について、肌を黒くする仕組み、日焼け薬の目標、薬の発売日について調べてみました。

日焼け薬の仕組み

塗って肌が黒くなる仕組みですが、紫外線吸収色素を生成する細胞を、薬で活性化する事で黒くするとの事です。

ある薬剤化合物群を使えば、色素沈着を引き起こすのと同じ経路に集中する別の酵素を標的として、効果的に作用。

 

研究チームが人の皮膚のサンプルで薬剤を試験した結果、塗った量に比例して皮膚が黒くなり、この日焼けは数日間持続

赤毛マウスを用いた実験では「強力な十分量の投与によって、1~2日でほぼ真っ黒」になるのが観察され、塗った薬を取り除くと、通常の皮膚再生により、1週間前後で日焼けが消えたとの事です。

日焼け薬の目的

本論文の共同執筆者である、アメリカ ハーバード大学 医学部のフィッシャー教授は、「今回の研究の潜在的な重要性は、皮膚ガン予防の新たな戦略に道を開くことだと考えている」

「皮膚は人体の中で最もガンに冒され易い臓器であり、症例の大半が紫外線に関連するものとみられている」と話しています。

この日焼け薬の目標は、皮膚ガンの発症リスク減らすことと言えるでしょう。

又、長期的な目標として、日光なしで日焼けさせるだけではなく、従来の日焼け止めのように、有害な紫外線を吸収するクリームの開発が考えられるとのことです。

日焼け薬の発売日

人への潜在的な副作用を防ぐためには、これからも試験を重ねる必要があると研究チームは強調している事から、この製品の発売日は未定で、まだ先になるでしょう。

まとめ

マウスを用いてのこの研究の成果は、2006年に英科学誌ネイチャーの論文で発表されていましたが、人の厚い皮膚に薬剤を吸収させる方法を考案するのには10年も掛かりました。

しかし科学技術は確実に前進しておりますので、近い将来、この日焼け薬が製品化され、黒く焼けた健康的な肌と、皮膚ガン予防の両立ができることになるでしょう。

コメントを残す

このページの先頭へ