遊技障害とは?パチンコ・パチスロの依存度計測が可能に!

サラリーマンの方でもパチンコパチスロを趣味としている方は少なくないと思いますが、この度、その依存者数がニュースとなりましたのでご紹介致します。

8月24日 パチンコ・パチスロに度を越えて熱中する「遊技障害」の可能性がある状況に陥ったことがある方が全国に約90万人いることが、お茶の水女子大学のワーキンググループと、精神科医や研究員達の「パチンコ依存問題研究会」の初回の全国調査で明らかになりました。

調査結果を発表した牧野名誉教授(社会学)は「社会的に対策を講じるべきだ」と主張しました。

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遊技障害とは?

遊技障害とは、いわゆる「ギャンブル依存症」で、診断名は「病的賭博」となります。

これは、経済的・社会的・精神的な不都合(問題)が起きるにも拘らず、ギャンブル(競馬・競輪・競艇・パチンコ・スロット等)を止められない状況をいいます。

ギャンブル依存症になると、賭け事のプロセスにはまり、自身では制御出来ない状況になってしまって、消費者金融、サラ金、ヤミ金等からの借入れ、失職、家族不和、うつ病などの問題が生じる傾向が高く見られます。

ギャンブル依存症には以下のような特徴が挙げられます。

  • サラ金などから借金を繰り返すことで、DMや明細書・請求書等が多々見られる。
  • 競馬はスマホで購入できる為、スマホを手放さなくなる。
  • ギャンブルの攻略本を購読するようになる。
  • 早朝からパチンコ店に足を運んでオープン前の列に並ぶようになる。

パチンコ依存問題研究会の調査

本年1~2月、ランダムに選出した18~79歳の男性・女性9,000人にアンケート用紙を送って、5,060人(56.2%)の方より回答入手。

以前メンタル面や生計、仕事、人とのつながりといったどれかに障害が発生している「遊技障害」の可能性がある状況になったことがある方は47人で、国内全体では約90万人と推計。

この1年に限定すると21人で、日本国内での推計は約40万人。
21人の特長を確かめると、離婚したことがある方や、貯えのない方が大半でした。

一方で、男女や年代、学歴、職業、住所、パチンコ店の遠近との関係は見受けられませんでした。

お茶の水女子大学のグループは、パチンコやパチスロへの依存度を科学的に測る為のパチンコ・パチスロ遊技障害尺度(PPDS)をオリジナルで作成し、依存時に多くある状態やアクションを27点列挙してデータ化。一定の数値を上回る人を遊技障害の可能性があると判定し、医学的なリサーチを実践してリサーチを行いました。

厚生労働省の研究班が行なう日本全国の成年者およそ4,000人を対象とした2013年のリサーチでは、ギャンブル依存が考えられる状況に陥ったことを経験したのは成人 人口の4.8%の約536万人と推計されています。

牧野名誉教授は、この度は予測を下回ることになったが、そうは言っても数十万人は大きい数値。
障害を引き起こす原因の断定や、障害の予防や治療の研究に挑戦していきたいと語りました。

パチンコ人口と費用

日本人の余暇の実態を纏めている「レジャー白書」によると、2016年のパチンコ人口は、前年2015年の1,070万人から130万人減少した940万人となって、過去最低となったことが分かりました。 

 

 

パチンコ人口は、2009年の1,720万人から4年連続で減り続け、2013年には1,000万人の大台を割り970万人まで減少。
2014年には180万人増えての1,150万人となりましたが、2015年から再度減り始め、1,000万人の大台を割り込むことになりました。

又、1年でのパチンコ回数は2015年の32.4回から29.8回に減少、1人あたりが1年間で費やする平均金額も99,800円から88,900円に落ちました。

パチンコ回数と消費金額が共に減少したことをうけ、パチンコ1回あたりの平均消費金額は2015年の3,080円から同等の2,980円でした。

パチンコ市場規模の推計の値は21兆6260億円で、前年の23兆2290億円から6.9%下がりました。

まとめ

上記の通り、パチンコに参加する人口や金額が以前より下がってきたとはいえ、まだまだ多くの方がパチンコを趣味とされています。

パチンコをすることは問題ありませんが、仕事でせっかく貯めたお金を浪費しない為にも、依存し過ぎず余暇として楽しめる程度に止めておきたいものです。

 

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